備忘録

人の幸せを祝えなくてもいいと思う

終わりの会

私の"神様だった"人の話

その人の音楽がだいすきで、救われていた。初めて買ったCDはその人の1stアルバムで、初任給で買ったのは2ndアルバムだった。受験のときにも何度も励まされ、救われた。

今年かな。と思ったら2年前からだ。曲調が変わったんだよね。それは周囲も言っていたし、御本人も今までのような曲じゃなくて新しい場所に行く(あくまでニュアンス)的なことを仰っていた。それを聴いても私は「そうなんだ。」としか思わなかった。だって神様だもん。ちょっと変わったくらいで離れるはずないでしょって。思ってたんだよな。もう2年か…早いなぁ

きっとこの先も神様の曲がすきだと感じていたんだけど3rd アルバムが発売されるってなって。ずっと待ってた神様のアルバムだったの。でも、クロスフェードを聴いて あ、買わないかもしれない。って、思っちゃったの。神様のアルバムなのに。ずっと楽しみに待ってたのに。そこから"神様"が"人間"になったんだよなぁ。

私の神様だった人は、少し繊細で病みやすい方で、それが曲にも反映されていて、それに共感をして救われていて。でも新しい曲調は相変わらず鋭いんだけど明るめな感じで。きっとそうなったのは心が健康になった証拠で、喜ばしいことなんだろうけど、でもそれでも私は"優しい人になりたい"と叫んでいたあなたの曲がすきでした。

書いていて思ったけど、神様とお別れをするのに2年以上もかかったんだね。

あなたは間違いなく、私の青春でした。

辛かった受験も、思い描いていた現実とのギャップで苦しんだ日々も、あなたの音楽に支えられ、救われ、乗り越えてこられました。

2年以上もかかりましたが、これにて終わりの会を終わります。約6年間、ありがとうございました。あなたのおかげで私の世界はとてつもなく大きく広がりました。